抱えきれないものを、あえて手放す
走りながら考える癖
わたしは時として、不用意に両手いっぱいのタスクや仕事、やってみたいことを抱えてしまいます。
「走りながら考えればいいや〜!」と気楽に思っていたけれど、それを続けていると“本当にやりたいこと”が一向に進まないことに気づきました。
やりたいことは山ほどあります。
けれど、わたしの身体はひとつ。
そして、与えられた時間は誰にでも等しく1日24時間。
整理収納の現場で見たこと
本日の整理収納の現場で、改めてこのことを実感しました。
リビングダイニング+和室の床や棚、テーブルの上には散乱するモノたち。
家族それぞれの所有物が行き場をなくして漂着し、ソファーには畳まれないままの洗濯物が山盛りになっていました。
両手どころか、頭の先まで埋まってしまうようなモノ量。
奥様はこの状況の中で、6年以上もがき苦しんでおられたのです。
「早く、この状態から解放してあげたい」
心からそう思いました。
本当の解決は“捨てること”ではない
ただスピード重視でモノを捨てるだけでは、この苦しみからの本当の脱却にはつながりません。
なぜここまで溜まってしまったのか。
その根っこにある“つまり”を取り除かなければ、また同じことの繰り返しになってしまうからです。
サポートがあれば大丈夫
現場に立つお客様の姿は、ひとりだけで立つにはまだ弱々しい。
けれど、わたしたちがサポートしますから大丈夫です。
チームひとりひとりの「想い」と共に、お客様が自分の足で立てるようになるまで寄り添っていきたい。
わたし自身への問いかけ
わたし自身も、日常でタスクや予定を抱え込みがちです。
けれど、全部を手に乗せたままでは、未来に進むための大切な一歩が踏み出せなくなる。
だからこそ――
「やりたいことを全部やる」のではなく、
「これからの自分に与えたいことを選ぶ」。
抱えきれないものをあえて手放すことは、諦めることではなく、未来の自分を大切にする選択。
そう思えた今日の現場でした。