ぼーっとする時間が、片付けと防災を強くする理由
こんにちは。
お片付けと防災、暮らしの習慣化デザイナーのやまぐちです。
“ちょっとずつ、でも確実に” 暮らしが整うアイデアをお届けしています。
今日は、お題にもありますぼぉ~~~っとすることで実は脳が活性化するお話です。
私たちは「ぼーっとしている時間=休んでいる時間」と捉えがちです。
しかし脳科学の研究によると、実はこの時間こそ脳が活発に働いている状態なのだそうです。
ワシントン大学の研究では、ぼーっとしている時の脳のエネルギー消費量は、集中して作業をしている時の15〜20倍にも上ることがわかっています。
15~20倍って凄くないですか??いつの間にそんなにエネルギー消費してたんや!?って感じです。
そのエネルギー消費が激しい理由それは、
「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれる脳の働きで、普段は使われない回路同士がつながり、新しい発想や気づきが生まれやすくなるからなんだそうです。
忙しい人ほど片付けが進まない理由
平均的に一日、どんな人でも2万~3万5千回は脳は決断しているといわれています。
更に、日常生活が慌ただしい人は、仕事や家事、さまざまな用事の中で常に「次は何をするか」という判断を迫られています。
が、この“決断疲れ”によって脳のエネルギーは消耗し、片付けや防災準備といった考えて整理する作業に回す余力が少なくなります。
結果として、忙しさに便乗して住まいが乱れ、備えも後回しになりがちです。
余談ですが
ひと昔前、その頃超売れっ子だった女優でモデルの江角マキコさんが家事に育児に仕事にと忙しいのに料理もこだわったりと色々こなしていることについて
質問された際、江角さんが「次に何するか、常に考えて行動に移しています」とおっしゃってたのが印象的でした。
学生時代はバレーボールの選手でもあった江角さんだけに、アスリート脳で脳も筋トレできてるからの特別なスキルなんじゃないかな?とフル稼働で脳が疲弊しまくっていた当時のわたしは思っておりました。
脳内シミュレーションが片付けと防災の鍵
片付けや防災準備は、単に物を動かす作業ではありません。
「どこに置くか」「何を残すか」「どんな事態を想定するか」など、複数の条件を組み合わせて考える脳内シミュレーションが不可欠です。
このシミュレーションを効果的に行うためには、脳の回路が広くつながった状態が必要です。
ぼーっとする時間や瞑想は、そのための最適な方法なんです。
常に気が焦り、ぼぉ~~~っとする時間も取れてなかった当時のわたしにアドバイスあげあげたいです。(TT)
瞑想で“脳の余白”をつくる
瞑想は、深い呼吸と意識の解放によって脳全体にエネルギーを巡らせ、使われていない回路を活性化します。
片付けや防災のアイデアが自然と浮かび、より的確な判断や配置ができるようになります。
今では、瞑想は脳と心の栄養時間♪と思える程です。
瞑想が1日2回出来てない時は、ちょっと調子が乱れているな💦
と、じぶんを客観視できるようになり意識的に呼吸をスローにし
瞑想に集中するようになりました。
今日からできる実践法
- 朝3分、目を閉じて呼吸だけに意識を向ける
- スマホを置いて、窓の外を眺める
- お風呂や就寝前に理想の部屋の様子を思い浮かべる
ぼーっとする時間は怠けではなく、脳を整え、暮らしや備えをより良くするための投資時間です。
日常に“脳の余白”をつくることで、片付けや防災の質は格段に向上します。
片付けも防災も進まない💦と脳裏に不安を抱えている方は是非、意識的にぼぉ~~~とタイムをとり何からはじめようかなっとゆっくり考えてみてくださいね。