人生の先輩であるお客様とのお片付け。こもれび日和が意識していることとは。
昨日は、ご実家の片づけの難しさ
についてお話させていただきましたが
本日は、そんな親の家の片づけを
こもれび日和でお手伝いさせていただく
際に意識していることについてお話させて
いただきたいと思います。
ここでまた少し、
私の母の話になるのですが
末っ子である私の実母は88歳
まだまだ元気で猫2匹と共に
一人暮らししております。
後期高齢者ですが、いつ自宅に
お邪魔しても散らかってる感じが
ありません。
節約志向が強く掃除機を極力使わない
主義が原因で少々床に汚れがこびり
ついているのが難点ですが、それ以外を
除けば住まいは無駄にモノを増やさず
出しっぱなしにもせずでキレイに整えて
いるなぁと実母ながら密かに感心してたりします。
ですが、そんな母も実家の時は
スペースに余裕もあったこともあり
それなりに溜め込んではいました。
特に衣類、着もしない衣類やファッション小物
やアクセサリーを大事に置いてましたね。
着物でも洋服でも、デザインはもちろんですが
やはり年相応、年代や体型変化、肌の色味等に
よったり着れなくなるものが多くなってきますからね。
一点々所有している理由を一通りきいては
最後にじゃぁ、それどうするん?っとなるので
そこを更に聴いてみると『・・・要らんねぇ』と
なることが多く、10箱以上あった段ボール
も半分近くは処分するものになりました。
私の母だから、手離れがよかった
というわけではないんです。
自身でも薄々気づいてはいるものの
最後の一押しが自身ではできなくて
袖を通すことはないのに
所有し続けることを選択してしまって
いるだけなので
一度、きちんと所有する理由をご自身
の口から他者に話すことで少しずつ
気持ちの整理と共に自己納得していかれる。
『 背中をポンッ 』となるわけです。
それでもまだ、整理がつかないものは
置いといていただくんですが、
その際は収納の観点から収納するのに
適した収納場所をお伝えします。
その際、使用頻度の低いものなどは
置ける場所が限られてくるのでその点を
含めて説明させていただくと
納得されればそちらに収納しますし、
他に置きたい場所があるのかないのかを
明確にしながら更にお話を深めていくと・・・
置き場所も大変そうだから、手放すわ。
と更なる『背中をポンッ』に
なることも多いです。
ご本人のお話をしっかり聴く。
残しておきたい理由を知る。
先ずは、そこがないと『背中をポンッ』
には繋げれませんが・・・
ご実家のお母さまの整理を
お手伝いする機会がありましたら
是非、試してみてくださいね。